みなさん遊んでますか。
黒川にやってきたスーパーカブは着々とキレイになってきています。とりあえずチェーンカバー、クランクケースを取り外し、交換できるボルト類を新しい物に交換していく作業が淡々と行われていました。サイドカバーのノブはくすんでいたので黒に塗装して色々な箇所がしまってきた印象です。
光るべきところが光る、黒いところが真っ黒になると車体がキレイに見えるんですよ。プジョーに乗っていた頃は樹脂部分を磨くのが日課でしたが、乗り物は色の区別がはっきりしていると美しいのであります。キレイにするときのポイントですね。
光るべきところが光るといえば、うちのスーパーカブのクランクケースは汚れと錆で輝きが全くない状態でした。
HONDAロゴ部はピッカピカに輝いていると絶対に格好良い。ここは磨けば輝きを取り戻すはず。ということで、今回はクランスケースの磨き方を説明していきます。
使用した物6点
・電動ドリル
・ドリル用のやすり
・水研ぎ用紙やすり
・クリームクレンザー
・たわし
最初はクリームクレンザーとたわしで汚れを落としました。でも、しつこい汚れは取れなかったので電動ドリルを使って汚れを落としていきます。
クランクケース磨きの手順
1)電動ドリルで磨く
錆び取り用のやすりを取り付けて大体の錆を落とします。おおまかに錆と汚れを落とし終わったらお掃除用という研磨剤なしのやすりを取り付けて磨きます。電動ドリルを使うと時短になりますし、大まかな錆と汚れは簡単に取り除くことができますよ。
2)水研ぎ用紙やすりで磨く
紙やすりは必ず粗いものから使用します。決して細かいものから使ってはいけません。今回はカー用品売り場で売っている数種類のやすりが入っている物を使用しました。♯180、♯240、♯400、♯600、♯1000の順に使用して黙々と磨きます。この際、水にやすりを浸けてから磨いてください。
3)コンパウンドで磨く
コンパウンドもカー用品売り場で売っている物を使用しました。傷取り用〜鏡面仕上げまで入っているセット品です。時間にして1時間ほど無心で磨きました。ネットでよく見るようなビッカビカ!にはなりませんでしたが見違えるほどに輝きを取り戻すことができました。所謂「クジラ」の部分はピカピカにはしませんでした。HONDAとのコントラストが格好良いと感じています。
取り付け
見違えました!やっぱり光るべきところは光っているのが格好良いのです。
まとめ
自分で車体をキレイにしていく作業は充実感を得られるし、満足度が高いので私はとっても好きです。私は車の洗車は手洗い派です。洗車機に入れてしまえばキレイになるのは分かっているんだけれども、手洗いには大きな利点があるのです。愛車の傷や破損にいち早く気付くことができ、状態の変化にいち早く気付くことができるんですね。そして、「隅々」までピカピカにできるのは人の力と車体への愛情ありきなんだと思います。
レストアの在り方もそれと似ていると思っていて、バイク屋に投げてしまえばきっと良いし、効率的なんだろうけど、自分で磨く、バラす、取り付ける、加工する、失敗する、投げ出す、やっぱりいじる、成功する、作業後に眺めながらお茶を飲むから愛着が湧くし、自分の足として信頼がおけるようになっていくと思うのです。その後で自分でできなかったことをプロに頼んで完璧に仕上げていく。と。
今後はさびさびのリアサスと傷だらけのレッグシールドの件を自分で何とかして遊んでみたいと思います。
研磨作業は根気と筋力が勝負だと思います。工程自体はまったく難しくありません。「電動ドリル」があると効率的に作業できますよ。
では、みなさんの人生が遊びでもっと豊かになりますように!