みなさん、遊んでますか。
最近はニュースになりませんが、今年は高齢者ドライバーが起こした事故が多く取り上げられましたね。車を運転する以上は高齢者ドライバーはもちろん、初心運転者やベテラン運転者も車は凶器であることを自覚した他者に迷惑をかけない安全な運転を心がけたいものです。
そこで今回は運転者が忘れがちな交通ルールをまとめました。読んでみて「ああ、そうだった。気をつけよう」なんて思ってくれる方がいれば幸いです。
では、参りましょう。
歩行者の保護
歩行者は交通弱者。つまり抜群に弱いのです。車は強い(動力とかスピード、強度などを考えると)ので、「強いものが弱いものを守る」といった思いやりの精神をもって運転すべきでしょうね。以下は歩行者保護の主なルールです。
1歩行者の側を通る時は「安全な間隔をあける」
歩行者が車に気付いている場合は1m程。気付いていない場合は1.5m程。しかし、長さの感覚は人それぞれなので、mにとらわれず歩行者としっかり距離をとることが大事。
2「安全な間隔をとれない場合は徐行」
1に当てはまらない場合は徐行です。徐行も忘れがちですが単にゆっくりではなく「1mでとまることができる速度。10km/h」なんですね。
3横断中、横断しようとしている歩行者の横断を妨げない
横断歩道を横断中はもちろん、横断をはじめようとしている歩行者がいる場合は一時停止。横断歩道がない場合も同じ。横断歩道がない場合は忘れがち、かつ見落としがちなので注意が必要ですね。
このルールに基づくと、交通整理が行われていない交差点にある横断歩道でも横断待ちの歩行者がいた場合は一時停止ですよ。
右左折の方法
車を運転していたら避けては通れない右左折。ここにも忘れがちなルールがありました。
1左折の場合
①あらかじめできるだけ左に寄り
理由としては軽車両との巻き込み事故を防ぐためです。
②側端に沿って
側端に沿わないで左折すると大回りになって対向車線にはみ出る恐れがあり、最悪衝突事故につながるためです。
③徐行
不測の事態に対応するためです。左折した先に横断歩道があるなんてよくあることですよね。「横断歩道を歩行者が横断しはじめたら、自転車がスピードを出して横断しようと進んできたら」こんなケースに安全に対応するために徐行なんですね。
2右折の場合
①あらかじめできるだけ中央により
二輪車を巻き込むことを防ぐためです。
ちなみに中央とは中央線ですよ。右側と書かないことにも理由がありますが、今回は話題からそれるので割愛します。
②交差点の中央の直ぐ内側を通って
中央の外側を通ると対向車の交通の妨げになり危険。内側を通るとショートカット右折になるため危険なので直ぐ内側ということなんですね。
③徐行
左折と同じですね。
信号の意味
1青信号
「進め」ではありません。「進むことができる」となっています。どういうことかというと「前の状況が悪い場合は進めない」「前の状況が良ければ進める」ということなんですね。
2黄信号
原則「停止線で停止」です。が、安全に停止できない場合のみ、進むことができます。追突される危険があったり、すでに右折しようと交差点内でとまったりしている場合(交差点内でとまったままは安全な停止ではない)や急ブレーキをかけないと停止線でとまれない場合は進むことができます。ただ、原則「停止線で停止」なんですね。
3赤信号
赤信号は当たり前なので割愛します。
信号の意味、特に青信号は要注意ですね。間違っても「進め」ではありませんので道路状況をしっかりと把握して安全に通行しましょう。
合図の出し方
1進路変更
進路変更する3秒前にウインカーを操作します。
2右左折
右左折の30m手前でウインカーで合図を出します。
合図は直前で出してしまいがちですが、後続車のためにも前もって出すことが大事だと思います。よく前の車が何をしたいか分からない(減速して何かをしようとしているように見える)ことがあり、追い越して良いのか、追い越さないべきなのか判断に迷うことがありますが、こういう場合大概はしっかりと合図を出すことで交通の円滑化が図れます。合図のタイミングは忘れがちなポイントだと思います。
まとめ
ルールをしっかりと守り、安全な運転を心掛けることが運転者に求められる社会的な責任だと思います。国土が狭い日本では車と歩行者、軽車両が交錯する場面が日常茶飯事です。悲惨で悲しい事故を少しでも減らしていけるよう改めて交通ルールをみなおしてみましょう。
それでは、みなさんの人生が遊びでもっと豊かになりますように!!