みなさん、遊んでますか。
今回は、簡易的な薪棚の作り方とおススメの積み方を説明していきます。
薪棚といっても形状は様々。ラックを設置して薪を積んでいく簡単に設置できるものや
木材を専用金具で固定して作る本格的なもの、レンガ等で両側に壁を作って間に薪を積んでいく簡易的なもの等、オーナーさんが色々な方法で薪の保管方法を楽しんでいるのですね。
今回、私が提案していくのは「レンガ」と「廃材」だけで作る【簡易薪棚】です。低予算で簡単に倒れない薪棚を作ることができるので、本格的な薪棚へのつなぎを考えている方や簡単に薪棚を手に入れたいという方は是非参考にしてみてください。
それでは、参りましょう。
材料を揃える
・レンガ
ホームセンターで安く入手できます。色々な種類があるのでお好みのレンガを用意しましょう。私は97円のレンガを6つ用意しました。計582円です。
・廃材
通気性を良くするために、大きな一枚板ではなく、簀のように並べていきうことができる木材が望ましいです。上に重なる薪の重量はとても大きくなりますので、木材の厚さにも気をつけてください。
製作手順
1)レンガを薪棚の足にする
薪は地面に直接積んでいくと上手く乾燥しません。よって今回の簡易薪棚では、レンガを地面に並べて設置することで、薪が直接地面に触れることを防ぎます。黒川基地に設置した際は、縦100cm×横50cmの場所にレンガを4つ対角線に置き、残りの2つを短い辺の真ん中、やや内側に置きました。
2)廃材で棚の部分を作る
通気性を良くするために簀をイメージして板と板が密着しないように並べていきます。レンガの上に廃材を並べ終わったら簡易薪棚の完成です。
薪を積む
積んでいく前に1つ注意。薪棚に積む前に、薪はバラ積みにし、数週間置いておくことをおススメします。そうすることで乾燥を促すことができますよ。
さて、簡易薪棚は両側の支えがない代わりに、薪の積み方を限定することで倒れない程の強度を実現します。気をつけることは1点のみです。
1)ここがポイント!【両端は井桁積みにする】
井桁積みとは・・・
1段目を縦置きと仮定すると、2段目は横置き、3段目は縦置き・・・と交互に薪を積んでいく方法です。通気性も良く、キレイに交互に薪を組んでいくことで、強度も備える積み方が井桁積みです。そんな強固な井桁積みを両側にして、支えの代用とするのが目的です。
薪はある程度長さが揃っているはずですので、積み上がった薪を上から見ると正方形に近い形になっていると理想です。薪の長さが合っていないと上手く組み上がっていかないので強度の期待ができません。薪はご自宅の薪ストーブに合わせて長さを合わせておくと使い勝手も良い、保管もしやすい、保管場所が美しい、と良いことばかりなので、長さをある程度合わせておくことをおススメします。
2)間はお好みの積み方で大丈夫
薪の積み方には
・井桁積み
・スイス積み
・棚積み
・バラ積み
等があります。私のおススメは棚積みです。両側を井桁積みにしてあるので両側は余程のことがない限り倒れることはありません。井桁積みができない小枝等を取り出しやすいように並べておくと便利です。
まとめ
レンガと廃材を組み合わせ、薪の積み方を工夫するだけで簡易的な薪棚を作ることができます。薪棚を倒れないようにするために両脇を「井桁積み」にしましょう。
薪棚に積んだ後にしっかりと乾燥させるには
・棚に隙間を作る。
・積む前にバラ積みで数週間置く。
ことに留意してください。
それでは、みなさんの人生が遊びでもっと豊かになりますように!!