
皆さん、遊んでますか?
今回はゴジラ2023をリペイントしました。前回のゴジラ1954と同じく、こちらもソフビなので組み立て工程はなく、全工程筆塗りで進めています。
今作は劇中のイメージを自分なりに解釈しつつ色を構築していく方向で進めました。皮膚のゴツゴツとした質感や背びれの鋭さなど、造形自体のディテールがかなり細かいので、その凹凸を活かしながら陰影を組み立てていくイメージです。
まずは黒サフを筆で塗り、グリザイユ画法の要領で全体の陰影の基礎を作ります。


この段階で光の当たる部分と影になる部分をあらかじめ描き分けておくことで、この後に色を乗せてもトーンが破綻しにくくなります。
下地ができたら、水性ホビーカラーでドライブラシを重ねていきます。まずミディアムブルーを薄く乗せ、次に明灰白色で凸部分をさらに明るく起こし、最後にブラックナイトスコードカルラライトブルーで全体の色味を締めるように仕上げました。
単色のグレーではなく、青みを段階的に重ねることで、皮膚に湿った質感というか、劇中の重量感に近い色気を出せたかなと思います。
次にカッパーで皮膚の部分塗装を行いました。顔の傷、肩や肢体に色の変化を加えています。その後はMr.ウェザリングカラーのシェードブルー、グレイッシュブラウン、ラストオレンジ、マルチブラックを順に重ねてウォッシングしています。

シェードブルーで全体の陰を締め、グレイッシュブラウンとラストオレンジを関節周りや溝に流し込むことで、古傷や乾いた土のような表情を加えました。最後にマルチブラックで締めのウォッシングをして、色数が多くなりすぎないよう全体のトーンをまとめています。
目はゴールドとブラックを筆塗りしました。元のソフビの塗装をいかそうと思ってましたが、ゴールドの色味を目立たせる様に塗装しました。以下、完成写真です。



胸元や肩周りに差し込んだベージュ系の色が、装甲というより生きた皮膚の傷跡のように見えてくれたのではないかと思います。正面から見ると肩の盛り上がりと表情の凶悪さがよりはっきり出て、劇中の圧のようなものを感じてもらえたら嬉しいです。
完成写真は白背景で一眼を使って撮影しました。青みと錆び感を織り交ぜた独自解釈の塗装になりましたが、1954版とはまた違ったベクトルのゴジラを表現できたのではないかと思います。
それでは、今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
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