みなさん、遊んでますか?黒川基地です。
山葡萄(やまぶどう)ってご存知でしょうか。山葡萄とは山で採れるぶどうです。山形県なんかでは栽培している所も見ますが、基本的には山で採れる葡萄です!
山葡萄の皮はとても丈夫で昔からかご等に利用されてきました。たしか何年か前にNHKの「美の壺」で紹介されましたね。そんな山葡萄を使った製品、百貨店やセレクトショップ等で見たことがある方もいるのではないでしょうか。ただ、ほとんどの方が知らないのが現状。黒川基地ではこんな知る人ぞ知る隠れた名品をもっと世の中には知らせるべく、手が空いたときは基本的に山葡萄で何かを作っています。今回はそんな山葡萄で作った小物をご紹介。
煙草ケース
所謂嗜好品。ソフトがすっぽり入るように作っています。左が6年くらい使ったケース。右が作ったばかりの物です。山葡萄の良いところは「丈夫」なことと使い込めば込むほど「黒光り」していくこと。革製品に似た楽しみがあります。植物の皮ですが、編んだあとはカチカチと硬くなります。基本的に壊れないので、山葡萄製品は数代にわたって使える品といわれているのです。
これは編みあがった直後。型に皮を固定させて編んでいきます。編み方は色々とありますが、私は荒いのが好み。国産の山葡萄そのものの力強さを感じるからです。
編むときは皮は湿っています。というかそうしないと硬くて編めません。編み終わったらしっかり乾くまで型に入れたまま待ちます。
型次第ではiqos用のケースも作れます。左がiqosケースですね。これは革を使って上部も隠れるように加工予定です。山葡萄製品は若者の認知がほとんどない!と思ってます。昔ながらのかごバックだけではなく、現代に馴染む物も黒川基地から発信できたらなあ、と思います。なんせハンドメイドですから、私のアイデア次第では色々な物が作り出せるのですな。このブログがもっと有名になれば認知もあがるでしょうに・・・なんて。
財布
煙草ケースの他には財布を作ります。財布は毎日持つものなので山葡萄の財布はどんどん輝きを増していきますよ。上の2つは私と奥さんが使った物。下は未使用。全然色、輝きが違いますよね。
市場ではかごバックが7万〜20万ほど。財布なら5万しないくらいです。安いのだと3万とか。かごが欲しいけど、価格的に・・・という方は財布からはじめてみると山葡萄製品の良さが直ぐに伝わると思います。
まとめ
山葡萄製品は話題性がとてもあるアイテムだと思います。話のネタになるんです。なんせ知らない人が多いのに、知ってる人は「手に入れたい」物ですからね。買い物で財布を出した途端、知らない人に「あら、それいいわね」と何回も声をかけられたことがあるくらい。山葡萄で遊んでいると人とのつながりも増えるというわけです。
いかがでしたでしょうか。小物以外にも大物の「かごバック」も作ります。かごバックはまた今度記事にしようと思います!
それでは、みなさんの人生が遊びで豊かになりますように!