みなさん、遊んでますか。
今回は、かもめカブのアイドリング調整の話題です。アイドリングが安定しないが故に信号待ちでエンジンが止まってしまう、そもそもアイドリングしないで直ぐに止まる、なんて方は参考にしてみてください。
それでは、参りましょう。
今回調整する部分
かもめカブのハンドル下。エアクリーナーを辿ってくると写真のようになっています。今回は此処を調整してアイドリングの安定化を図っていきます。
青丸部は「エアスクリュー」
赤丸部は「スロットルストップスクリュー」
というネジになっていて、此処を回すことで安定してアイドリングする位置を探す。というのが今回の狙いになります。
かもめカブのアイドリング調整の仕方
用意する工具はマイナスドライバーのみです。行程自体は簡単ですが、微調整が思いのほかシビア。時間があるときにじっくりとすることを私はおススメします。うちでは数時間じっくりと時間をかけて調整しました。調整前に試走してみたときの今にも止まりそうなアイドリングは精神衛生上よろしくなかったので、基地から自宅への帰路を快適に過ごすために何回も調整し直したためです。
以下に3工程でまとめましたが、1番苦労したのは(3)です。というのも、かもめカブにはタコメーターがないので「耳」でエンジンの回転数を測る必要があるんですね。数値化はできず、自分の耳が頼りなので、エンジン音を聞き取れる環境で作業することをおススメします。
1)エンジン始動
アイドリングの調子を確認しながらの作業となるので先ずはエンジンをかけます。アイドリングする状態なら良いのですが、既にアイドリングが安定せずにエンストしてしまう場合はアクセルで調整しながらアイドリングを持続させる必要があります。私は1人で作業したので左手にマイナスドライバー(後で使うため)、右手はアクセルと両手がふさがった状態で調整しました。エンストしてしまう場合は、2人で作業すると楽だと思いますよ。
2)青丸部のエアスクリューの調整
手順は以下。
・マイナスドライバーで右に目一杯締める。
・左に1回転半緩める
という2行程。
マイナスドライバーで回すだけなので簡単です。
3)赤丸部のスロットルストップスクリューの調整
スロットルストップスクリューは
左に回すとエンジンの回転数が下がる。
右に回すとエンジンの回転数が上がる。
という仕組みになっています。此処を上手く調整してあげて、アイドリング時の的確なエンジン回転数にする。ということです。左に回しすぎるとエンジンが止まりますので注意してくださいね。
私が調整した際は
・左にある程度回す。
・右にゆっくり回していって回転数が一番高くなったところで止める。
・試運転。
・安定して運転できたら終わり。安定しなかったらスロットルストップスクリューを調整し直す。
という流れで行いました。
何回か調整すれば快適に運転できるようになると思います。うちのカブはアイドリングがなかなか安定せずに、暖機運転中や停車中に度々エンストするようになっていたのですが、上記の手順を踏むことでアイドリングが安定して快適に走れるようになりました。
まとめ
アイドリングが安定せずに、信号待ち等でエンストしてしまう際は
1)エアスクリューの調整
2)スロットルストップスクリューの調整
をすることでアイドリングを安定させ、エンストを防ぐことができます。改善しない場合は他の整備が必要だと考えられますね。
作業自体はマイナスドライバー(年代が違うとスロットルストップスクリューがプラスのネジになります)があれば簡単にできますので、先ずは自分でやってみるのがおススメです。
時間はかかりますが、快適に運転できるようになりますので是非お試しください。それでは、みなさんの人生が、遊びでもっと豊かになりますように!!